ガラスリサイクル工場 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
|
人工軽石(発泡ガラス) |
〜自然界からガラスに・・ガラスからまた自然界へ還元〜 〜多くの特徴を持った無機素材〜 |
|
ガラスの原料は、石英、炭酸ナトリウム、石灰石など自然界に存在しているモノから生まれました。
大きなガラスびんから色とりどりの小さなガラスびん、建物の窓ガラスなどなど、様々な用途に使われました。
そして、いつか使用済みになってしまう・・・。
使用済みになってしまったガラスを、"人工軽石" という新しい姿に形を変えて誕生させました。 様々な分野で様々な効果が確認され、さらに 環境への負荷がないエコ素材として注目されています。 新天地にて、将来に亘って活躍して頂くために。そして、自然界と調和しながら、その役割を立派に果たしていくことでしょう。 当社では、スーパーソル®*、フォームド G®等の人工軽石(発泡ガラス)を生産・出荷しています。 *有限会社岸本国際技術研究所と株式会社トリムの共願登録商標 この発泡ガラスは、"福岡県リサイクル製品認定" (認定の概要)製品です。 認定証と発泡ガラス製品の材料試験結果報告書は、"製品試験結果報告書" のページから閲覧できます。 |
人工軽石(スーパーソル)の化学組成とタイプ別特性 | (資料提供:ガラス発泡資材事業協同組合) |
スーパーソルの化学組成 | |||||||||||||||||||||||||||||||
|
スーパーソル タイプ別特性 |
規格 | 乾燥比重 | 吸水率 | 特 徴 | 気 泡 | 用 途 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L1 | 0.3〜0.6 | 30%以上 | 保水力が高い 連続気泡型超軽量資材 |
L2 | 0.4〜0.5 | 30%以下 | 軽さを超えた | 独立気泡型超軽量資材
|
L3 | 0.5〜1.0 | 10%以下 | ほとんど閉気孔の | 独立気泡型軽量資材
|
L4 | 1.0〜1.6 | 5%以下 | 水より少し重い | 独立気泡型軽量資材
|
|
人工軽石(スーパーソル L2)の設計定数および現場管理法 | (資料提供:ガラス発泡資材事業協同組合) |
「ガラス発泡資材事業協同組合」 の組合員各工場で製造したスーパーソルの設計土質定数や現場管理法を以下に示す。
| (1)スーパーソル L2 の設計土質定数
| スーパーソル L2 を JIS A 1210 の B 法による最大乾燥密度の 90%以上で締固めた場合の設計土質定数を表−1 に示す。
| 表−1 スーパーソル L2 の設計土質定数
|
|
|
| (2)スーパーソル L2 の規格
| 表−1 以外のスーパーソル L2 の規格を表−2 に示す。
| 表−2 スーパーソル L2 の規格
|
| (3)スーパーソル L2 の締固め管理
| スーパーソル L2 の締固め管理基準値を表−3 に示す。
| 表−3 スーパーソルL2の締固め管理基準値
|
|
|
| スーパーソルの締固めにあたっては、締固め不足による不適切な施工を防ぐことや、
過度な締固めにより細粒化が進むことによる重量の増加を防ぐ必要があり、適正な重量を確保することを目的とする。
したがって事前に試験施工を行い、施工機械の選定、転圧回数を決定する必要がある。
|
| 【締固め管理値の算出】
| ここでは、最大乾燥密度の組合標準値 0.351g/cm3 を用いて、現場での締固め管理値(乾燥密度)を算出する。
|
| a)路体(最大乾燥密度の 90%以上で締固める場合)
| 現場での締固め管理値は次式より算出する。
| 乾燥密度 ≧ 0.351 × 0.9 = 0.316 g/cm3
| b)路床(最大乾燥密度の 95%以上で締固める場合)
| 路体と同様の条件で締固め管理値を算出すると次のようになる。
| 乾燥密度 ≧ 0.351 × 0.95 = 0.333 g/cm3
| (4)スーパーソル L2 の土量変化率
| スーパーソルの土量変化率(V1/V2)を表−4 に示す。
ここで、V1:搬入したスーパーソルの体積(m3)、
V2:締め固めた後のスーパーソルの体積(m3)
| 表−4 スーパーソルの土量変化率
|
|
|
|
人工軽石(スーパーソル)を使用した工事事例 | (資料提供:ガラス発泡資材事業協同組合) |
|
|
|
人工軽石(フォームドG®)のカラーバリエーション |
お客様のニーズに合った人工軽石を製造致します。
|
白色
うぐいす色
桜色
エビ色
|
人工軽石(フォームドG®)の施工事例 |
柳川自動車学校のコース内の未舗装部を人工軽石(景観・抑草ジャリ/フォームド G®)で置き換え試験施工 |
敷地面積:約25,000m2、右図の緑色部分に試験施工(約1,000m2、施工厚:約13cm、色:うぐいす色)
| |
人工軽石(景観・抑草ジャリ/フォームド G®)を用いた柳川市立豊原小学校の運動場端の試験施工前後 |
施工前(平成27年7月)
施工後1年経過時(面積:約300m2、施工厚:約13cm、色:白色)
|
造園事例:広川青石と人工軽石を使用 | 柳川市大和町徳益の水路両側施工 | |
(人工軽石:景観・防犯・抑草ジャリ/フォームド G®) (人工軽石:景観・抑草ジャリ/フォームド G®)
| |
人工軽石の施工厚:約10cm、色:うぐいす色 |
人工軽石(フォームドG®)による水路水の浄化試験 |
柳川市水路課の協力の下、柳川市大和町の豊原小学校前の水路に試験施工(平成27年11月3日〜平成30年11月23日) |
| 上図の赤色パイプは魚道(左写真では黒色)
網袋(アサリ貝等を入れるネット)1袋に、フォームドG約12L(5kg)と浮揚防止の広川青石の砕石(20〜40mm)約8L(20kg)を収納
約2,000袋を設置
|
水質測定結果 |
設置後、水の流れ方向が一定では無く、左流れ、停止、右流れと変わる事が判明したため、
平成27年5月に中央部の袋を撤去し、ここで採取した水を浄化水と表記し、上図右側の水を水路北と表記しています。
平成30年10月まで毎月1回、水質の測定を行いました。
|
|
| 図中の赤直線は、環境省の水質汚濁に係る環境基準別表2生活環境の保全に関する環境基準の環境保全(国民の生活(沿岸の遊歩等を含む)において不快感を生じない限度)の項目の基準値を示しています。
化学的酸素要求量(COD)は、湖沼(天然湖、人工湖)の項の基準値、生物化学酸素要求量(BOD)、浮遊物質量(SS)は、河川の項の基準値を示しています。
| 水路水が人工軽石の充填層を通過することにより、各数値は低下し、水質の改善が認められます。 これは、比表面積が大きい人工軽石に微生物が付着し、この微生物が有機物を分解していると思われます。 |